|
|||
まず初めに『(デジカメ部門とか言うのでは無く、アナログとの渾然一体の中で入賞。)』を後から書き加えたのは間違えてました。デジカメ部門としての作品だったことを新聞社の名誉の為にもお断りいたします。私の見落としでした。おわびして訂正させていただきます。 更に、デジカメ会社などへの配慮などはもとより無かった事もお伝えいたします。何より喜ばしいことです。 さて、御丁寧に電話をくださいました。そして、この意見は大変貴重な意見で、これからの写真コンテストのあり方を考慮するに当り、充分の配慮を約束してくださいました。 言葉のやり取りを文章にしますと大変な長さと分かりづらさが起きますので、箇条書きにしてみます。 多少分かりにくい部分があるかも知れませんが、その会話の殆どはプラス思考のお話でした。 私が話したことも一緒に箇条書きになってます。
◆今回は大変貴重な御意見を頂戴しましてありがとうございます。今後のコンテストを考える上で御意見を参考にさせていただきます。 ◆ただ、今回は一般のフィルムとは別に、「デジカメ部門」としての採用です。合成した元になる各々の写真も良く、変わった効果が出ていたので採用しました。 ◆それ(デジカメ部門)はこちらが見落としたので失礼いたしました。 ◆決してデジカメ会社などへの考慮などはしていない。(大変喜ばしい) ◆しかしながら、デジタルで加工した作品なら現在多くの印刷物などのイラストや3D、映画のCG作品など諸々には圧倒される作品が非常に多くある。(そうですね) ◆この時もう一枚、同時に入賞した他の方のも見ていただいたと思うが、加工してはいませんが、こちらもデジカメ作品としての入賞で、中々良い作品だった。(作品として同意見) ◆問題の写真ですが、合成前の2枚の各々の写真が良かったのを合成したものと思われる。 ◆とは言え、コンピューターでは、その“各々”自体を加工して作る事ができる。(そうですね) ◆例えば構図でも、目的のものを単に画面のセンターに捉えて普通に写したものかも知れず、後からいくらでも構図を考えることもできればまた、色にしても「加工」を許したのであればどのようにでも変えられる。(そうですね) ◆写真はそれを撮る時、明度や彩度などを考慮し、例えば黄色が多ければアンダーに設定し、あるいはゴールデンアイに写したいものを配置してシャッターを押す。はたまた、光の具合を読み、物の色などの反射を見、撮影ポジションを探し、時間を掛け、フィルム(スライド)のラチチュードや色温度まで考慮し、技術を研究勉強した結果、撮影している。(そうですね) ◆「写真」は「真実」を「写す」ものでは?。(そうですね) ◆とは言え時代もフィルムよりデジカメの方が多くなっている。デジカメで撮ったそのものがフィルムで撮ったものとそん色が無いのであれば、それなりのことはある。(同意見) ◆問題は「加工」にある。加工したのでは「写真」にならない。 ◆フィルムで撮影する時、例えば川の流れの中の岩に赤い花を一輪置いただけでも「作意」があり、撮影者も後ろめたいし、分からなければ良いというものでもない。(そうして撮影する必要がある場合もある…CM撮影などなど) ◆確かにそういうこともある。新聞社ではとても神経を使っている。特にニュース写真では殊更重大な問題で、それは絶対に有ってはいけない事だ。(同意見) ◆そうした中、どのようにでも作れる「加工」を許して良いものだろうか? ◆今回は加工したものも含めて考えてみた。 ◆しかし、募集がそういう内容なのであれば、普通の募集の仕方よりも、もっと更なる周知をしないと、大勢のデジカメ加工をしている人たちが気が付かないので、応募できない。常々そういう製作をしている他の多くの人々が応募出来るべきである。(“写真コンテスト”となれば、従来の考え方からなる写真を撮っている人やCG作者にしてみれば当然の如くデジカメ加工が含まれるとは発想せず、CG方面の人など応募要領すら気に止めないのでは?・・・作品が集まらない)(そうですね) ◆そしてそこまで行けば、単に写真としての分野に収まらず、デジカメ加工部門だけで大きなコンテストとなる。 ◆将来的には「そういう風になるのかなあ」という、そこまでの視野は持っている。 ◆ですから今回の作品は10年後には「10年前はこれでも“加工”だったんだな〜(^^)」のような話になるのかも知れない。 ◆そうした時代へ移行するタイミングの過渡的現象ですかね。 ◆そうですね。その意味からは、今後へ移行するある種過渡的現象かなとも言えるのかも知れません。(そうかも知れませんね)
|