熱心な方へ! お勉強の入口はこちら

《口三味線…1》


Q&Aにもありましたし、よそのフォーラムでお答えしたのをまとめました。

これで、もう迷いはなくなるでしょう!\(^o^;)/
暗譜の一番楽に出来る方法は、みなさん御存知よりの「口(くち)三味線」
を正確に覚えるのが最良と思われます。
「口三味線」とは、
[糸別]と[音程]による[メロディーの呼び方]で9割以上は「この一手しか無い」
という三味線の手を現わします。

【例…本調子として…】
ドレミで言う所の「ミの1オクターブ高い音」を現わすとします。
その音程の声で「チン」と言えば
勘所譜の数字譜では「3の糸の4」の場所です。(地唄譜では「3の糸の5」)
音階譜では「3・」です。

そこしかありません。

二の糸の下の方の勘所でも同じ高さの音を出す事が出来ますが、
そちらは声の高さは同じでも呼び名は『ツン』と呼ぶのです。

こうした呼び方でほとんど全ての音を現わす事が出来るのです。
しかも三味線楽器の音の進行は、あくまで「手順」から作られています。
たった少しの種類の呼び方を覚えるだけで、あとはそれを言いながら練習を積めば覚えやすくなります。

どこかのコメントでも有ったようですが、最近の傾向としてどうしても「ドレミ」が
出てしまう人が多くなりました。
頻繁にかついきなり転調をする三味線楽器にはとても、とても相応しくありません。
特に、ドレミの演奏では決定的に情緒が出ません。
頭をやわらかくして「口三味線」を覚える事を薦めます。(折角三味線が楽しく感じる
のですから、紛れも無く日本の感性を持っていることになります。)

上記の「チン」「ツン」もついでとして、最初に三つだけでも覚えましょう。

●《開放絃しか言わない口三味線》●
      ̄ ̄
一の糸「ドン」
二の糸「トン」
三の糸「テン」

この3つをまず覚えて、この言葉で撥が各糸へ反射的に行くようにしてください。
昔からプロでも時折二の糸を「テン」と呼んだりする人がいます。
でも、これはやめた方が良いでしょう。(その呼び方を記した図もある)
========================その1終わり========================

その2はこちらへ


・・・・・次回乞う御期待・・・・・

そして、このページは熱心に勉強しているうちにどんどんと深みにはまってゆくのでした。


何かございましたら杵徳会へメールをどうぞ