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【今度の驚くのは胴の内部です。】(次のページが出来ました。↓下の方にゆびマークがあります。)

三味線の「胴」は4枚の《花梨》という材料で出来ています。

その1枚1枚の内部にはさらなる隠された技術が使われているのです。

胴の内側のアップです

少し解りにくいかも知れませんが

内側は『綾杉』という技術で、三角の山が斜めに無数に刻んであります。

一列が右上がりなら、次の列はその山の数と同じ数で左上がりに彫ります。

それは4枚の全部に一律に彫り込まれております。

しかも、その板は内側に凹んでいるのです。

これは高級品にしか使われておりません。

日本人の名人芸はまだまだ有りますが、三味線自体の構造的なお話はこのくらいにしまして、

次回からは演奏に関するお話を予定しております。

・・・・・さてついに参ります曲目のお話ーー・・・・・

そして、このページは熱心に勉強しているうちにどんどんと深みにはまってゆくのでした。

……つづく

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