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年寄りが、昔ながらに語り継ぐ場の〈いろり〉のなくなった現代の生活の中で、ともすれば忘れられがちになる《むかしばばし》。 周りに語りべの居なくなった今、別な文化手段である邦楽で、老若男女を問わず 語ってみたい。 年を経て、大人になってゆく時にも、幼い話の中に思い起こされる幼き頃の日々。淡く優しいノルタルジー。 そのようなところから作曲された曲で、昔からお馴染みの話「猿かに合戦」を、 三味線音楽のBGMに、朗読で綴るように出来ている。 昭和40年(1965年)杵屋勝左近(後・杵屋徳衛)二十歳の時の処女作品。
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