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オタク族の逆襲(支離滅裂乱文集より) |
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みなさまこんにちは。リサイタルでは大変お世話になりました。 ところで、最近、文明がヤミクモに進歩したので、今度はマンガ家とオタク族が世界中を支配することになります。これは、今までのエスタブリッシュメント支配に終止符を打つ兆しかもしれません。 そうした最近の兆候を私は「オタク族の逆襲」と呼んでおります。 鉄腕アトムの例を引くまでもなく、子供心のまだ何もわからない頃から植え付けられてしまったマンガ家たちの描く未来像や、一見夢のような姿が潜在意識に刷り込まれて、そういう人々が大人となり社会を構成し動かす頃には、出てくるアイディアそのものが、読んできたマンガの通りしか出てこないのです。 コンピューターをやる人は結構オタクで、私なども「神経が細い」とよく言われたものです。(ハッ??)。そういう人間が思うのですから、多分当たっています。 オタク族は、机に向い、あれこれ夢想してシコシコとマンガを描いたり、カンマ一つ間違えただけで動かなくなるコンピューターのプログラムを頭の中で駆け巡らせるのです。やがて脳味噌の体積は倍になります。そして一方、"筋肉ムキムキマン"は、そういう人々が観戦するコロシアムで、互いに戦い合う(殺し合う=だからコロシアム……)ようになるのです。 文化はそれを救います。 ややっ稽古の時間だ。では!……… オタク族教祖寝起きの言葉 杵屋徳衛2003/09/30 |
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