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【そくつ物語り】
「あらやだ!そこつの間違いじゃない?」
「いえいえ、《そくつ》物語りなのです。」
まあ、聞いてください。


出掛けるのに、久しぶりにスーツにして、髪も老けスタイルを入念にしつつ、シャツは若者&小洒落たネクタイ。
決まりだね(^_-)☆
最近、ダイエットのおかげで、昔(昭和の頃…物持ちがいい)の洋服がすんなり着れる。(←ら抜き言葉)
と共に、20年以上前に流行った、男性用で踵の高い靴。とてもお気に入りで、ちょっと気取った時用で、そう何度も履かないし、丁寧に履いて居たので、長年大切に、大切にとっておいた。
『出番です〜〜』
「なあんだ、靴ね!」
そうなのです。その《靴》のお話なのです。


そうして雨のしのつく中、歩いて出掛けました。
長年履かなかったので、心配して、防水スプレーも入念にしてあげました。
歩くと、右足と左足の《蹴り》のバランスが悪いので、最近どうも、年のせいなのかなぁ、とか思いながら歩いてました。
帰り路。ふと、足下を見ると、左足の親指の根元辺りの靴底の革二ケ所が割れて、革が刎ねている。
内心(あれよ〜割れちゃった〜)などと思いつつ、歩くとやたらと、ぎったんばっこんする。
足の裏から伝わる感触も、踵部分の歩きがそっくり返りそうに外側に仰け反る。
それでも(?あら?おりゃ?なんか変だな〜?頭の中が切れたかな?)とか考えながら、ぎごちなくぎったんばっこん。
靴を見ると、先ほどの場所の革底1/4ほどが『無い!!』(おえ〜〜〜無くなってる〜)(雨が靴下へ入り込む〜折角防水したのに、、、何じゃこりゃ〜)
シャレたシャツにブランドネクタイに、細めのスーツにすらりと足長ハイヒール。
がー!、ぎったらばっこんパリパリびしょびしょ。
周りに気取られ(けどられ)ないよう「平静に平静に平成にしました(小淵さんぱくり)」
ふ〜っ!ようやっと我が家に辿り着いた〜「やったねv(*^。^*)p」ーぬぁにがー!
で、ほっとして件の左足を脱ぐために右手で靴の踵を持って「ふんっ」・・・
「♪ばかっ!」
音と共に踵部分も、バキコ!あ〜れ〜!
どうにか脱いでひっくり返してみると、革は経年変化で樹脂の様。底は三っつにばっきり。煎餅を割った様。
割れた部分は落剥。
踵の革自体も、やはり1/4ほど、側面が割れ落ち、中身が、ぼろぼろと崩れ落ちて、ほぼ空洞。
どうりで、仰け反る訳だ!。
まだ脱いでなかった右足も、そお〜っと脱ぐと、殆ど似たりよったり、両の足ではったりだ!
なんて、漫才だって言いやしない。
素敵(本人曰く)な靴なのにがっくり。
そうした訳で、粗末な靴の物語なので、「そくつ物語り」だったのです。(/_;)泣いてます。
いま、底だけ直すか直さないか考慮中。
そりゃぁ、新しい靴もいっ足くらいは有るには有りますよ。
でもね、最近どこの靴屋さんにもハイヒール的ファッショナブルな男性用が置いて無いんですよね。中国製品ばっかりで、、、。
あ、まだ幾つか、長年履いて無いのがあった!
どうしよう。ー青ざめー
お気に入りを取っておいたのに・・・し〜ん。
その日が起点で又ひとつ悩みが増えた今日この頃は、やはり『靴の底』の話だから、《底靴物語り》←←《そこくつ物語り》←←無声音「く」を取って←《そこつ物語り》かしらんねェ?


2007-5  よたろうBeeton