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【映画の話・・・その3】
みなさん、昨日はチョコレート、どう〜しましたか?
沢山もらった人、あげた人。
っと、今日の話とは関係ありませんが、今日は楽しい話を書きたいのに、映画の話も、例え話のような話です。
ひと昔前の映画でトム・クルーズ主演の未来映画で「マイノリティー・リポート」というのをご覧になりましたか?
物語は、近い未来に起きることになる殺人などの重犯罪を、特殊能力で予測出来る世界になっていて、トム・クルーズがそれを未然に防ぐ警察官の役です。
ところが、自分が殺人を犯してしまう事になると予測されてしまい、一転して追われる身となる映画です。
その世界では人々は地上のどこへ行っても顔認証や瞳をサーチされ、瞬時にその存在が把握されてしまいます。
朝の目覚めから夜寝るまで、時間や行動のすべてを管理され、犯罪の無い夢の様な世界です。
犯罪と言えば、話は変わりますが、いかにも恐ろしげな殺人犯が逮捕されました。
わざわざ福島から高速バスに乗り、
東京・目黒の犯行現場へ行き犯罪を犯しています。
始め、犯人のことは何も分からず、見つけるのは困難を極めるかと思われた事件です。
その逮捕に到る捜査の手法が、どうやら、前述の映画と同じ《顔認証》を最大限に活用しての捜査のようです。
その性能は1〜2年前とは比べ物にならないくらい、精度とスピードが向上しています。
漫画や映画ではお馴染みでも、現実に開発するとなると大変ハードルの高い、顔認証を開発しているという情報を初めて聞いてから、さして日時は経ていません。
そのシステムに欠かせないものが《防犯カメラ》です。
もう相当、彼方此方に設置されているそうです。
住宅街でも設置が進み、犯罪抑止にも大活躍しているそうです。
犯罪者は防犯カメラの設置している地域を避けるようになるそうです。
「良かった良かった」と思いきや、勢い、設置されていない所はどうしたら良いのでしょう?
携帯電話の電波エリアのように、日本中に張り巡らされるのは何時頃なのでしょう?
そこまでゆくと、恐ろしい気もします。
完全に管理され、犯罪が起きなくなるのは結構なことだけど、それほどのシステムと発想は、単に防犯だけに留まらず、すべとの行動に監視と制約が付いてくるように思えてならないのです。
その監視はやがて、国民総背番号の管理とともに、能力や趣味、また病歴や僅かなミスにまで至り、ミスを犯してしまうとチャンスが来にくくなるムードに繋がり、出世にも影響を及ぼしかねません。
人は、失敗を経て成長して生きて行く生き物なのに、やがて来る世界は、一度も失敗をしない人だけの世界を造り上げようとしている一環にしか見えません。
すでにもう、その傾向は始まっています。
この次にも触れますが、車のことにもそうした一環が進んでます。
心配事が絶えませんがそれも歴史になるのかもしれません。
2011.2.15