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【法律】
一体法律の世界に何が起きているのでしょう?
この所ニュースで良く聞く「民間人の判断」という言葉。
確かに「市民感覚」とやらが入る余地が増えている。
官僚による税金の無駄遣いなどなど、これは通常なら我々も歓迎すべき
事かと思う。
ところで、「プロ」とは、「アマチュアが力及ばない領域に生息」
しているものと理解している。
プロになり生きて行くのにはどれだけの研鑽と努力が必要なのか、
分野は異なるが、若手ホープのニュースなどでどのような練習を積んでいる
とか生活を頻繁に報道される野球やゴルフなどのスポーツ界。
プロとしての才能もさることながら、報道されているその厳しい練習などの情報をかいま見ても、「プロ」が継続してプロフェッショナルたらんとする事が如何に大変かが伺い知れるかと思う。
そうした事はスポーツに留まりません。
どの世界でもプロフェッショナルとは斯様に似たり寄ったりなのである。
従って、『その世界へ素人が参画する』事自体が、良くないのである。
理屈派は、頭脳派は、それらを「市民の目線で監視する」と大義を立て、
真面目さと共にアピールします。
だが、それは、『絶対参画出来なかった領域』に踏み込める興味で、ワクワクとしている気持ちの部分を隠しての理屈付けではないだろうか?
そのような気持ちを満足させるために安易に素人を参加させることとなるのは大いなる間違いと、潜在的恐怖を覚える。
そうした事が「裁判員制度」「検察審査会」で起きている。
プロフェッショナルはどこへ行った?
私は反対です。
再び危惧を表明します。

2010.10.18