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《地唄で1の糸が「トン」?》

他のサイトで口三味線の話題から

地唄(歌)で1の糸も2の糸も“トン”と言っている

という話についてのコメントです。


大体「ドン」なんて呼び方は田舎くさいですよね。
イタリアの親分じゃあるまいし(^^;)

江戸が“粋”とか帰りとか言ってますが、元々は板東武者のような荒っぽい田舎言葉だったのを“てやんでえ”とか言っちゃって、江戸“弁”が粋な言葉に刷り変わったのではないかと思ってます。
その辺は詳しい人がいるかも知れませんが、σ(^^)は徳川幕府がたまたま江戸を中心に選んだせいだと思ってます。

「ドン」なんて“はんなり”の関西には合わなさそう。
と、これは、“感じ”。
で、件のことですが、ニフの方に詳しい方もいらっしゃるようですが、
不思議ですね。

ただ、箏曲で同じように口で言ってますが13本もあるので呼び方は統一出来て
いなくて、“シャシャコロリテチツコロリ”とかの言葉で、同じ糸の上を爪が行き来していても言い方は同じではないようですね。

地歌(唄)だけが違うのではなく、元々覚える事が主眼とは言え、理論的組み立てで、統一性を出すということをしない日本人の特性かも知れません。

ここからが「押さえた1=ツン/押さえた2=ツン」の理由です。

それには以外と皆さんが問題にしていない《頭の中の耳心理変化を考慮の対象に
していない》事柄が影響を与えているのではないでしょうか?

例えば、押さえた時の1の糸と2の糸でわざわざ「ヅン」「ツン」としなくても
「ツン」と言って、その時の頭の中では
《こちらの方の「ツン」は1の糸の「ヅン」の方の音質の「ツン」だ!と感じながら口では「ツン」と言っている》
という心理と耳の聞き分けが有るから「トン」「トン」となったのかも知れないです。
その方が“はんなり”だし・・・・

とσ(^^)は受けてます。



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